【藤沢市鵠沼海岸｜マンション共用部漏水】
マンション共用給水管の漏水原因
管理会社様より、「管理物件で水が出ないとの報告があり受水槽まわりがプールになっている」との相談をいただきました。
受水槽か給水ポンプの水漏は緊急を要しますので現地を確認しに行くと、
給水ユニットポンプからの吐出し管側が破損しコンクリートから水が噴出し続けています。
受水槽の下にはオーバーフロー管からの排水口がありますが、長らく放置されていた為土砂が流入し排水しきれず漏水の影響で30ｃｍほど溜まっています。
地上設置の給水ユニットポンプはブロック架台ギリギリで水没を回避していましたが、破損個所からのポンプの吐水量が多く2F～7Fまで水圧が上がらない状況のようです。
給水ポンプの故障・異常の可能性は現段階では判断がつかないので、取り急ぎ吐出し管を緊急で修理する必要があります。
鋼管の腐食
給水ポンプを停止し、排水口の土砂を掻き出しても引きが悪く、排水ポンプを使いながら別の側溝へ流してなんとかコンクリート埋設部分まで吸い上げます。
給水管の根元が継手部分の腐食で錆び折れていました。
図面の配管ルートとは異なり防食処理も適切でなかったようなので埋設管を悪化させないよう慎重に斫り、なんとか給水管（HIVP40）で配管接続します。
共用部の給水管漏水修理
破損個所の接続後、上階は無事給水されるようになりました。
他に受水槽からの漏水もなく、同時に手配した給水ポンプメーカーの試運転も行いました。
配管を保温材で仕上げ作業終了です。
住宅や店舗の断水、緊急の漏水は維持・管理が重要です。
突然のトラブルに対応するには、経年劣化を考慮し計画的に周囲の清掃・メンテナンスや更新工事をお勧めいたします。
漏水調査、修繕見積りは湘南ホームまでご相談ください。