【茅ヶ崎市新栄町|排水管詰まりの管内カメラ調査】
トイレの排水管詰まり
茅ヶ崎市の集合住宅にてトイレが詰まりやすく流れが悪いとのことで原因調査のご相談をいただきました。
1Fのトイレがゴボゴボと音がしてゆっくり水が引いていくという状況から、下水での詰まりの可能性が高いと思われましたが、
汚水マスでの詰まりはありませんでした。しかし、トイレを流すと汚水マスには少量の水しか流れず、トイレットペーパーは全く流れてきません。
高圧洗浄で排水管の清掃
トイレから汚水マスまでは5mほどあるので、まずは高圧洗浄を行い排水管内部の汚れの除去を試みます。
作業時の写真は割愛しますが、汚物の蓄積や尿石の破片などたくさんの汚れが出てきました。
管内ファイバースコープ調査
今回は原因調査が目的ですので排水管用の内視鏡カメラを使用します。
先端のLEDライトがあるのでパイプ内部の継手の破損や異物を液晶画面で確認することができます。
管内カメラのケーブルは30mの長さがあり、パイプ径40Φ~125Φまでに対応し4箇所程度の継手も通過可能です。
排水管の上流(トイレ側)からも確認すれば対象の排水管全体の確認をすることで
詰まりやすい原因は何か、異物や破損個所がある場合のおおよその位置を特定出来ます。
便器を脱着して室内床下の排水管を点検すると、下水マスからの洗管ホースを確認出来ました。
管内カメラ調査では排水管が詰まったままだと不鮮明なので高圧洗浄で汚れを除去する必要があります。
排水管で詰まる原因
トイレの排水管のパイプ径は、75Φまたは100Φで通常は一度流すと汚水マスまで流れ切るのでパイプの中は何も残りません。
パイプや継手に破損があると木の根が侵入したり、土砂やコンクリガラなどで排水の流れを塞いでしまい使用の度に汚れが溜まっていくことで詰まりとなってしまいます。
下水マス側からもカメラで確認するとパイプの継手での亀裂や異物は無いようですが、特定の箇所で水が溜まっていました。
経年劣化による変形か、もとから勾配が悪いことでパイプの半分ほど滞留があります。
原因が分かったことで今後の対策や改善方法をご提案させていただきました。
改修工事が必要な範囲が決まれば、工期や材料など費用を正確に見積もりすることができるので修理業者にとっても多くの情報を得られ、別現場でも経験として想定することで迅速な作業に繋がります。
水まわりのトラブルや排水管詰まりでお困りの際には、排水管内のカメラ調査も是非ご検討ください。