【茅ヶ崎市緑が浜|MYM製水栓MS6811の取替工事その②】
メーカー修理不可製品 MYM/MS6811の別の形状
茅ヶ崎市のお客様より、当店のHPでMYM製のMS6811の記事を拝見していただき修理対応可能かご相談をいただきました。
20年ほど前の日立ハウステック等で取り扱いのあった水栓で、現在は廃盤で部品修理が困難のようです。
上記施工事例では、カウンター上に水栓を固定する箱型のユニットがあり配管を通して固定することで一般的な壁付サーモ混合栓を取り付ける方法をとりましたが、今回のお宅では箱型のユニットが無く、カバーのみという形状です。


品番はMS6811で共通ですが、水栓本体が壁に固定され、カウンター天板へシルバーのカバーがあります。このスペースに給水・給湯管がありカウンターカバーの下に通り接続されているようです。
以前の方法では固定できるユニットがあったのですが、この場合は壁に給水・給湯管がむき出しで不格好になり壁付サーモ水栓はオススメできません。
TOTO台付き水栓 TBV03423J1へ交換
壁付サーモ水栓の取り付けが出来ない旨をご説明し、台付き水栓(デッキタイプ)へ交換する方法でお見積りご提案をさせていただきました。
既存の水栓を固定しているビス穴や、カウンター天板に穴が開いている箇所はコーキングやプレートで補修する処置となります。


既存の水栓を分解するとフレキ管が貫通していてカウンター下から取り外します。
取り付けピッチが85mm、100mm、120mmのいずれかで調整可能なTBV03423J1ですので、カウンター裏の凹凸に注意して任意の箇所に25mm径で穴を開けました。
天板の厚みが薄いので裏側に樹脂のスペーサーをかまし、強度を上げます。


台付き水栓は通常施工どおりに給水・給湯管をフレキ接続すれば取り付け完了です。
スパウトは可動するので邪魔なら横に振れますし、洗面器やバケツは床に置いて使うので違和感なくお使いいただけると思います。
MS6811の交換工事について
今回は壁付サーモ水栓(TBV03401J1)ではなく、台付き水栓(TBV03423J1)への交換する工法をご案内させていただきました。


同じMYM製のMS6811でも、形状により取り付けられる水栓タイプや施工費・材料費が異なります。
温度調節が効かなくなった・止水が出来ずにカランやシャワーから水が止められない、など内部パーツの老朽化による故障は必ず発生してしまいます。
現況のお写真を画像添付でいただければ、概算費用をメールでご案内しておりますので湘南ホームまでお気軽にご相談ください。

