漏水調査・水漏れ修理給水管の新設(引き直し)給湯管の漏水修理平塚市

【平塚市桃浜町|アパートの漏水】

【平塚市桃浜町|アパートの漏水】

アパートの3Fから2Fへ水漏れ

平塚市のアパートのオーナー様より賃貸に出している3Fフロアから2Fへ水漏れしてしまっているので漏水調査のご相談をいただきました。
2Fの天井材は濡れて崩れてしまい、3Fの配管が露出している状況でした。
他社にて応急対応として養生されていましたが、一定量の漏れが止まらずバケツもすぐに溜まってしまいますが、3Fは入居中の為水道を止めることも出来ないようです。

排水管部分より上のデッキプレート部分から水が垂れてきているようなので、目視出来る排水管の可能性は一旦除外し、3Fの床下配管(給水・給湯管)が原因の可能性が高いです。
上階のユニットバスの点検口から隠ぺい部分の床下配管を確認するとスラブ上に染みがありました。

漏水量や漏水の音の反響から給湯管の可能性が高いようです。
給湯器のバルブを閉めて漏水が止まるか確認していただいたところ、一晩で下の階への水漏れは明らかに減っていき該当のお部屋にはお湯を使用する時だけ給湯器のバルブを開いていただくようご協力いただきました。

漏水の原因調査と対策

後日、給湯管の漏水調査としてテストポンプを使用して水圧テストを行います。
漏水があれば圧力の低下があるので既設管(給水・給湯管)のどちらにも常圧(0.3~0.5Mpa)をかけてみます。

給水管側は水圧の低下はみられません。

給湯管側はみるみるうちに低下したので銅管のピンホールなどが原因で漏水していると思われます。
30年を経過する給湯管の漏水の場合、銅管の劣化は全体に及び、この先も複数箇所で漏水が発生する可能性がありますし
入居されている状況では床下の調査や部分修理は難しく時間がかかってしまいます。
フローリングや内装の復旧にも大きく費用を要するので、今回は水まわりの給湯栓への配管全体を更新する引き直し工事にて修繕させていただくこととなりました。

給湯管を床下・露出配管で新設

洗面台とユニットバスへは外壁から引き込んだ架橋ポリエチレン管で露出無く床下で配管することが出来ました。
水まわりの位置や作業開口があるなど条件が合えば室内に配管は見えずに新設することができます。

キッチンへの給湯配管へは室内壁にリフォームカバーを取り付け、中に給湯管を支持固定します。

壁付水栓への配管・躯体の梁をかわす都合上、継手を多く使用しているので水圧(流量)はどうしても下がってしまうかもしれません。(結果的に流量は十分にあり以前と変わりませんでした)

洗面台・ユニットバスへの水栓の接続と朽ちた底板の復旧を仕上げます。

給湯器から2方向に配管した給湯管を保温材で保護します。
新しい配管に対しても再度水圧試験を行い、通水して水栓器具の流量調整・接続の水漏れ点検で問題なければ工事完了です。

集合住宅の配管更新工事では元の配管ルート(床下・壁中)に引き直すことは難しく、床や壁を剥がさないと回収出来ないので既設管は残置となります。

2F天井の水漏れも無事に収まり、給湯配管を新しくすることで今後の漏水事故の可能性も抑えられると思います。
戸建て住宅以外にもアパート・マンションなど集合住宅の漏水調査・修繕工事もご対応させていただきます。
原因不明な水道の漏水調査は湘南ホームまでご相談ください。

湘南ホーム 0467-80-2840